本日の買い物

発売がずっと待ち遠しかったコミック。
4年越しの連載ということで、絵のクオリティもかなり上がってて見栄えが大分良くなった感。
あのときに感じたさわやかで純粋な気持ちよさはそのままに、連載としてのストーリーラインも丁寧に描かれてて、読後感が良いです。

主人公の土屋くん(つっちー)は見た目どおりの、いろいろ頼りなくて勢いに流されやすくて等身大な高校一年生。
そんなキャラクターが強烈過ぎる競技ダンス部に出会い、同じ新入生の亘理ちゃんに影響されてその世界に踏み込んでいく。
個性的な先輩たちとの絡みとか新入生コンビのリアクションにニヤニヤしたり、ダンスの楽しさにのめりこんでいく二人の姿には共感と憧憬を抱いたり。

1巻部分では、特につっちーの目線でのダンスとの出会いが描かれており、その中でわたりちゃんの人柄に影響されて、自分なりに頑張って行動を起こしたりするシーンが見られます。
ただヘタレてるだけじゃなく、ちゃんと考えて、だからどうすべきか、どうしたいかをちゃんと行動に起こせるところが、つっちーのいいところ。
わたりちゃんはあまりセリフは多くない、一歩下がった描写が多いんですが、その静かな描写一つ一つに見える人柄、頑張りが、凄く良い子だなぁと思えます。
まだまだ小さな1年生、決して華やかなキャラじゃない、そんな二人の相性の良さがこの等身大の日常の雰囲気に繋がっており、爽やかな読後感を与えてくれます。

次の巻からはより競技ダンス部分の描写や、わたりちゃんにスポットの当たる物語が続きます。
2巻の発売はすぐさま12月、あっという間に発売です。
どの辺まで載るのか期待しつつ、1巻をまた読み返します。