GX6話

今週は関西お休み。ゴルフ、だと……?

7話はニコ生で見るとして、それまで6話を見まくります。
ほぼ全編バトルで滅茶苦茶アツイので、見所しかありません。

駆け抜けるような第一部完。
7話からは新章開始、金子さんも入りやすいと太鼓判デス!

WA2でいえばディスク2、心機一転の新展開に期待が高鳴りますね!

それにしてもまさか6話で第一部完とは……。
ディスク2に入れ替えてください(初代プレステ感)

強化型ギアを携え、逆襲にかかるクリスと翼。
いきなりのデュエットソング「BAYONET CHARGE」が、戦場に響くッ!
5話EDでお披露目して、ここで駄目押しに戦歌とする二段構え、燃えない訳はありません!

新型ギアは一見変化が見えませんが、そこはエルフナインが補足説明にはいる親切仕様。
単純な出力の強化、さらにバリアコーティングの調整によってアルカノイズの分解器官をも無効化が加えられた。
なお、さらに詳しい説明は公式の用語解説も御覧じろ!

ともあれ、目下最大の脅威であった、分解器官によるシンフォギアの破壊を攻略できたので安心です。
こうなれば、まあ多少は攻撃力の高いノイズに過ぎないアルカノイズ。
初見殺しともいえるそれが無い以上、二人を阻む壁にはなりえません。


その一方で退避する切歌と調。
ここでもまた、自身を足手まといであると嫌悪する調。
今この場に槍と剣が携えられているのは、間違いなく二人のお陰なのだが、そういって納得できる話でもなく。
ただ避難するしかできない自身に、歯がゆさを覚えてしまう。
一方でしっかり調の手を引く切歌は、色々たくましいというか、やっぱり調を守るのは自分だという自負がそうさせているのでしょう。
常識人は、やっぱりこういうところで強い。


キャロルはアバンでの過去、そして今に連なる不連続性に隠された謎が気になります。
1部ではそれについて語られること無く、そのキャロル自身の焼却によって幕が一旦下ろされました。
ダウルダヴラのファウストローブという真打を持ち出し、その圧倒的な戦闘力をいかんなく発揮してもなお、それさえ前座としか思えない。
全ての思い出を焼却しつくし、呪いと言葉を吐き出し捨てた、その真意はいかに。


イグナイト・モジュールの危険性と、圧倒的な出力はこれでもかと描かれました。
その中で翼、クリスの抱える闇が見える。
翼もまた、父との確執をその身に抱えていました。
風鳴という家名、その闇については祖父の訃堂という人物の解説で、わずかながら語られていました。
八紘もまた、その影の部分に立って日本を動かす重鎮。そういう部分から、長らく語られなかった「風鳴」という呪いが紐解かれるのでしょうか。

クリスは未だ、いまの居場所を大切に思うあまり、自身がそこにいることにまだ違和感を覚えてしまう。
はじめて出来た二人の後輩、と切歌、調を想うが故に、戦禍が皆を殺してしまうという恐怖を抱えてしまっている。
今居る場所を、自分のふがいなさで失うことが怖くて、誰とも手を繋いではいけないという闇が、クリスを苛んでしまう。


そして響。
力の意味と、背負う覚悟を教えてもらい、思い出したことで、再び新たとしたシンフォギアをその身に鎧うことができた。
シンフォギアを、胸の歌を信じることを思い出し、呪いが呼び起こした衝動を打ち破ることに成功する。

それでも、その激しく燃え盛るような「RADIANT FORCE」の歌声は力強く、全てを傷つける覚悟が痛々しくも響きました。
傷つけてでも守るために、その拳にやさしさを握って振るう。
その涙を隠した咆哮は、ともすれば呪いに飲まれそうな危うさすら孕んでいて、見ていて辛くなります。

それを、その全て抱きしめると覚悟する未来さんの強さ。
戦場で立つ響だけが強いのではなく、その弱さを支えて受け止める未来の強さがあって、はじめてその拳は正義を信じて握り締められる。
それが再確認できる前半エピソードは、後半描かれるだろう響の、過去との対峙において重要なピースになりそうです。



装者全員が未だ見えない靄の中にいるまま、キャロルの自刃という一旦の終局を見る情勢。
この煮え切らない状況、そして響に残った最後の呪詛が、どういう後半エピソードに続いていくのか。

第7話、見逃せません。


来週までネタバレ回避にいそしみます