セット! ハーモニクスッ!!

シンフォギアG、2話も見ましたかッ!?
まだ見ていない方は、以下ネタバレにつき先にこちらへどうぞッ!!
D

「これが私たちの―――絶唱だあぁぁぁぁッ!!!」

2話も盛り上げてくるぜシンフォギアッ!!
黒い……ガングニールッ!?

新しいOPのかっこよさもッ!
シンフォギアのペンダントや謎シルエットの女性(了子さん?)、二振りの色違いのガングニールと伸ばした手といったカットに、今後の展開や新キャラたちの背景が示唆されているのでしょうか。
あと八極拳

それはそうと、配信verはサビ部分の明度が規制されていないので、地上波版よりはっきりくっきり見えます。
見易さが爆発しすぎてるッ!! コイツはありがたいです。

さて、本編はいろんな要素をどんどん開示し、新たな戦いの幕開けを告げてきます。
そして新キャラもどんどん増えるよッ!!

まずはこの状況にも動じず、蕎麦を食しながらこの状況にも対応する男、麦田波田事務次官の新登場。
彼が今は亡き広木防衛大臣に代わり、二課を支える高官となるのでしょうか。
その対応力とキャラ付け、米国での事案との連動を疑う情報の速さあと蕎麦には多大な期待をもてますね。
今後、二課メンバーと蕎麦会食での交流が待ち望まれます。

そして翼の歌を守るため奔走する緒川さんの前に登場した新たな装者、切歌と調ッ!
緒川さんをごまかす様には思わず、かわいいじゃねぇかちくしょうデスよッ!
でも常識人の看板はひとまず下ろそうかデスよ。
常識人はあんなカットイン出さないッ! 切・呪リeッTぉッ! 読めんッ!!

調はカットインが無難だったけど、ギアは頭がおかしい(物理)
あの動きはきっと、脚部に丸ノコを仕込んでいるハズ。ローラーダッシュだッ!

性格、背景は両者ともまだ不明確ではあるものの、レセプターチルドレンという過去や相互理解を綺麗事と掃き捨て嫌悪する様に、その一端を感じさせます。
その目的なども不明瞭な現状ではあるものの、彼女らともきっと分かり合えると信じたい所存。

そしてマリア・カデンツァヴナ・イヴ、彼女のフィーネとして放つ要求の荒唐無稽さは、その要求の成否よりも裏の思惑を感じさせてくれます。
その一端が全世界へのシンフォギアとノイズの行使の表明と、ナスターシャ教授の手による謎の実験。
この聖遺物とも思える物こそが、武装組織フィーネの真の目的なのでしょうか。

翼さんを全世界からの環視の元に戦へと駆り立てんとするのは、同じ装者であり奏者としての覚悟と意地からか。
1話でのユニットを経て、彼女を一人の歌女として認めたからこその行いだとすれば、その本質をうかがい知りたくなります。

それに相対する翼は、その身に纏うガングニールを騙りと断じ切り捨てる。
この姿はかつて響への言葉と似ていながらも、時を経て強く成長した今となっては、違う重みを感じる言葉となっていました。
実際に剣を交えたことでその真贋を悟ることにはなりましたが、翼さんの響への信頼が再確認できるナイスなシーンですッ!

追い詰められた翼さんが歌を捨てる覚悟にて放つ防人の歌、そこからの緒川SIGNALキャンセラーの流れは秀逸ッ!!
予告のせいで棄てるのか、と心配していたのもあり、緒川さんの格好良さに心酔するッ!
翼さんの一番のファンは、一番近くで支え続ける彼なのでしょう。
あと響は落ち着け。かわいい。

そして響き渡るは新しい防人の歌「月煌ノ剣」、そのハバキリさは相変わらず。ヤッハッヤッハッーィヤ!
ここからの歌詞と立ち回りのシンクロは非常に格好良い!
相変わらずの無双っぷりに安心せざるをえない。
そして一瞬の隙を見せたマリアを捉えた剣が吼え放つ新技「風輪火斬」!!
期待を裏切らない様は流石、キモリッシュにサキモリズム、蒼き流星サキモライザー、あと剣。とまで言われただけある。

そこへ乱入する二人の装者の影ッ! くーびーをかーしげーてー。
この流れの自然さは素敵。曲の変化によって、一気に敵へと戦況が傾いたのがわかりやすく表現されていますね!
こういう部分も、シンフォギアらしさがよりパワーアップしている感じです。

揃いたつフィーネ側の装者、そして響、クリスの土砂降りなァッ! 十億連発ッ!!によって、遂に役者が揃いました。

クリスやフィーネとの対峙の時のように、話し合い理解しあうことを求める響を「偽善」と断じる調。
この拒絶ともいえる反応に、調や切歌の過去を垣間見る一端があるのでしょうか。
三者三様にマッチアップし、衝突しあう装者たち。
OPでの戦いを見る限り、このメンバーで話が進むのでしょう。
クリス・切歌の関係はあまり見えてこないので、今後どう絡むのかも気になります。

それぞれ争いあう中、ナスターシャは実験の経過を見て最終手段として用意していたノイズを解き放つ。
その増殖力は驚異的で、ライブ会場をあふれ出す危険性に危惧した響は、ここにきて絶唱を提案しました。
これこそ1話にて示唆されていたコンビネーション。
まさか、絶唱を実用範囲で戦術に組み込んでくるとは思わなかったので、良い意味で予想外でした。

S2CAトライバーストSuperbSong Combination Arts
響の手をつなぐアームドギアの特性によって、絶唱の力を掛け合わせるケタはずれの必殺技。
ただしその負荷は適合係数の高い響に集中するという、響だからこその大技である。
いくら反動を低減できる融合体とはいえ、その負荷が尋常でないことは一瞬かいま見える黒い破壊衝動に示唆されています。
それでも力を束ね、調律した一撃は一体のノイズを消し飛ばし、その本体を虹彩の螺旋によって穿ち砕きます。

それを見た3人の装者の驚愕。
1期を経て強く成長した響らと、それに対峙せざるを得ない事情を抱える新装者たちの関係性を示唆させますね。
その裏で、静かに脈動する不穏。この奇跡の再現がもたらしたものが何なのかは、近く明らかになりそうですね。

静寂のもどった会場にひざをつく響、そこに駆け寄るクリスと翼さん。
へいき、へっちゃらが正しく痛々しすぎて辛い……。
「へっちゃらじゃないよ!」と言おうとしたら、クリスが間髪いれずに言ってくれました。クリスチャン天使。
彼女の過去は1期にて何度か示唆されてきましたが(「心配してくれるのは未来だけ」や、司令による歪さの指摘など、枚挙にいとまがない)
映像としてそれを表現したのは初めて。
その凄惨さに、今までのセリフや行動などを思い返すと、裏の意味を色々考えさせられてしまいます。
こんな胸の痛い表情を見せられたまま3話を待たされるなんて、私呪われてるーッ!

そして最後のソロモンの杖を持っていた男……一体なにもの博士なんだウェル
そのメガネの正体は気になりますが、残念ここでエンディングへフェードアウトだッ!

新EDは前期のようなダークなカットではなくなり、明るめなロックサウンドながらも、装者たちを暗示するような歌でしょうか。
さよならという言葉は〜のくだりは、まさに直球に示唆してきている気しかしない。

あ、この作曲の藤田淳平さんって、響の戦闘曲「正義を信じて、握り締めて」の人ですよね。
あとWAXFの「描いた未来を〜」「PRINCESS ARMY」とか好きな曲ばっかり書いてる人っぽいので嬉しい。


どこかで1・2話でひとつ、と聞いてはいたが、合わせてGのプロローグとして構成されていたのがよくわかります。
WA2的には、ようやくアシュレーが帰還したところでしょうか。違うか。
響がへこむのは、その先で再び立ち上がるための布石ッ!
シンフォギアGがその期待をより上回る形で昇華してくれるのを信じてッ!!

あと明日はキャラソン1発売イグニッションッ……!