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ガールズ&パンツァー 1 [DVD]

今期アニメのダークホース。秘密兵器の到来です。
武部さんと38(t)戦車が可愛い！！IV号戦車はかっこいいですねー、長砲身化も期待ですッ！

今より少し未来の茨城県大洗を舞台にした、ハートフルタンクストーリー。
可愛い女の子と、カッコいい戦車たちが良い感じのミスマッチ感を出してて気持ち良いです。

系譜としては萌えミリタリー系とスポ根ものの折衷っぽい印象。
それに加えて、素朴な女子高生っぽいほんわかな感じもいい雰囲気を出してます。
主人公周りの登場人物が変に嫌味だったりしないので見ていてほのぼのできるのが好印象。

戦車ものとして珍しいのは、戦争とか軍とか、そういうものを全く排除している点。
今のところ、特別講師として自衛隊の方が登場する程度です。
というかあのシーン、10式出したかっただけじゃ……。

では何故戦車が登場するかというと、この世界の文化である「戦車道」が理由になります。
華道、茶道、戦車道。
そんな感じで、大和撫子の嗜みとして、伝統武道と親しまれている戦車道。
世界大会なども行われており、そこでの優勝を目指し主人公たちは日々戦車道を邁進する、という物語。

ぶっちゃけ色んなものをふっとばした設定もありますが、良い感じにウソとホントを織り交ぜた世界観が面白いです。
女子高生たちが和気藹々と戦車を磨き上げるとか、住宅街を女子高生が乗るIV号戦車が進むとか、絵的に凄い面白い。
車内の挙動も結構本格的なんだろうか、それぞれの役割がしっかり分担されてたりがいいですねー。
ロボ物は単座が主流ですが、複数乗員が互いに意思を疎通しながら一両を動かす感が出てくると嬉しいかな。
素人の友達に対して、熟練者である主人公が指示しながら手探りで動かすところも、視聴者が理解しやすくまた理解してからもう一回楽しめるのが良いです。

登場する戦車は、第二次大戦の前半をメインに据えつつ、強豪だと後期機種を出してくる感じか。
大好きな１０式やレオパルトはもちろん、戦後開発、運用されたMBTには参加資格は無いようです。残念。
主人公らが乗るIV号戦車（D型）や38(t)、八九式など車種は多種多様で、他校はチャーチルとマチルダに乗る学校が確認されています。
今後、学校ごとに特色のある戦車の登場が期待されます。ソ連やアメリカっぽい学校もあるみたいですし。

基本的に戦車はCGにて描写されていますが、見てみるとかなりかっこいいです。
オープニングは明るいさわやかなテーマなのに、戦車が登場するといきなり画面が引き締まってカッコよさが引き立つカットはすばらしい。
本編での戦闘シーンも、重厚感が画面から伝わる演出が感じられますし、このまま毎回しっかりとした試合シーンを描いてもらえるなら、戦車好きにも満足感が得られると思います。

この手のジャンルは萌え系とミリタリ系の配分が難しく、両方にうまく伝えてこれた作品は多くないと思います。
その点、戦争という政治的側面を完全に廃したり、戦車道の経験者が初心者に教授しつつ練習するといった描写、スポーツ化による燃え系の物語といった作品作りは、私のようなにわか層にもありがたい試みだと思います。
軍事モノよりかは、青春活劇・部活系の作品で培ってきた技術をうまくフィードバックした印象。
こういう作風で自分の好みのものをやってくれると、凄く嬉しいのでどんどん増えてほしいですね。

今期はマギを楽しみに１０月を迎えましたが、蓋を開けると魅力的な作品が沢山ですよ奥さん。
録画と視聴が追いつかない昨今ですが、とりあえず今期も生きていけそうです（笑）

あと武部さん可愛い！ 普段はコンタクトなのに、気合を入れてメガネにかけかえるとさらに可愛いッ！！
友達想いで気が利いて、誰とでも仲良くなれて包容力のある料理も上手いのに、恋愛に対して背伸びしてる子供っぽいところも魅力的かわいい。

当ブログは、「恋に恋する通信主・武部沙織さん」を応援しています。