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- 作者: さと
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2012/09/07
- メディア: コミック
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本誌の今回の連載陣の入れ替えは、個人的には正直ガックリでした。
という愚痴はともかく、4巻の感想をば
新キャラ、紫野あいすが本格登場の巻。
かなりぶっとんだゾンビオタクっぷりに脱帽です。ホントにまともな子がいねーな!
(ゾンビの)常識からは想像できないもなこの生活に、いちいち凄いリアクションで突っ込みをいれる(ゾンビ界基準の)常識人キャラです。
実はラストの伏線になっていたり、他の登場人物とは扱いがちょっと違ってたりします。青山を差し置いておもて表紙にも登場するし!
今回もとばしまくりで盛りだくさんな収録話数。
そして水森ファンも満足のエピソードも。
アンリちゃんがものごっつかわええです。なんて可憐なカスミ草なんだ!
そしてラストに近づくと、完結巻ということでそれぞれの想いに決着をつけたりとクライマックスな話に。
ラストへの展開は凄く気持ちの良い話になっていて、上手いところに着地させてくれたなあという印象。
最後にもなこのゾンビ化の理由がこっそりばらされましたが、ぶっちゃけその辺は重要じゃなし。お父さんも滅茶苦茶軽いし。
これからもこの愉快な連中のどたばたな日常は続いていくんだなあ、というほっこりした気持ちで読み終えられました。
全体的に、勢いと突っ込み、よくわからない合いの手にのせられてどんどんページをめくらされる漫画でした。
女の子の可愛さは文句なしなのは言うまでもないですが、漫画としてのそういう勢いも非常に上手かったと思います。
町内の色んな人たちとの交流を中心に、最初は閉塞していたもなこの生活がどんどん拡大していって、ゾンビ化を隠すとかその辺もーどーでもええわ状態になっていく感じが、気持ちの良い印象を与えてくれていました。
まだまだ色んなネタを引き出せる余地があったと思う今作、完結は残念ですがラストのもなこの笑顔でなんか満たされたのでオールオッケー。
願わくば、さと先生の次回作とかを激しく期待したい。